読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

diamond bullet

ど新規NEWSファンがいたづらに書き連ねるブログ

晩夏の記憶

自分語り

ジャニーズとは一切関係ない話です。

久しぶりの晴れた日、自転車通勤の途中で銀木犀の匂いがしてきて、ああもう本当に秋なのだと思った。*1

ガガガSPの「晩秋」という曲を思い出して動画を探して聞いてみたら、大学時代のことを思い出した。

というわけでただの思い出話ですが、よろしければお付き合いください。

 

 

あの頃、後期の授業が始まるのは9月の終わりで。長い長い夏休みの終わりごろ、夜になるとなんとなく集まってカラオケに行くのが常だった。

「晩秋」のリリース時期を調べると、実際に歌っていたのはもう少し秋が深まったころだったのだろうけど。

後輩の男の子たちといつも遊んでいた。バンプを最初に教えてくれたのは誰だっただろうか。アルバム「jupiter」はレコードだったら擦り切れるほど聞いた。いつも誰かが新しい曲を覚えてきて、モンパチもガガガもハイスタもみんな彼らが歌うのを聞いて知った。GO!GO!7188をうまく歌える女の子がかっこよくて、でも難しくてとても真似なんてできなかった。

誰もアルコールを一切飲まないで、ただひたすらに歌い続けていた。私以外のほぼ全員が煙草を吸っていたから、朝になって部屋から出ると服も髪も煙草のにおいがした。

みんな自転車で近場で遊んでいたから終電なんて関係なくて、バイトが終わったら途中参加して、彼氏のバイトが終わったら離脱して、眠くなったら誰かの家に行って雑魚寝をしていた。

 

『晩秋の夕暮れは 僕の心をまどわせる

 人生とは多分そんなもんさ

 死ぬまで生きてやろうじゃないか』

 

あのころ、恋より大きな悩みなんてなかった。

 

朝が来て、アパートに帰ると彼氏が寝ていた。テレビもパソコンもつけっ放しで、彼のためでなく彼の持ち込んだパソコンのために、部屋はエアコンがガンガンにきいていて寒かった。この電気代を誰が払うと思っているんだと、腹立たしさより哀しさに近い感情が先に立った。

昨夜のカラオケは、彼氏とケンカした私がコンビニに行くと言ってお財布とケータイだけを持って部屋を飛び出したのが発端だったと思い出す。

シャワーを浴びて彼の使っている私の布団の端を少しひっぱり、無理やりにスペースを作って寝ることにした。

こんな生活をいつまで続けるのだろうと思いながら、けれど私は一人になるのが怖くて彼を部屋から追い出せなかった。

 

 

銀木犀の匂いがする。もうすぐ金木犀が咲いて、あの橙色の小さな花が街にあふれるのだろう。

この花の匂いがするといつも、一人ではいられない気がしてしまうのだ。

さみしくて、不安で。誰でもいいから誰かと一緒にいたいと思ってしまう。

誰でもいいから。これからの季節に一人でいてはいけないと、強迫観念のようなものに襲われる時期が何年も続いた。恋人がいてもいなくても。

 

今年は、心が静かなのだ。

この花の匂いをかいでも、切迫感にとらわれないでいられる。

ひとりでもいいやと、思えるようになってしまった。

最近、結婚していない自分、結婚できなかった自分にはコンプレックスをもっているものの、じゃあ結婚したいのかと問えばそうでもない自分に気づいてしまった。

 

今から一から、誰かと新しい関係を構築しようと思うには、私は疲れてしまった。

 

きっともう私は、手を触れられる距離にいる誰かに恋をすることはないのだろう。

液晶画面の向こう側でキラキラと輝く人たちを、淡く、甘く、慕っている。

あきらめるにはまだ早いのか、もう遅いのかなんてわからない。

ただ、泣きそうな気持ちで秋の夕暮れの街を走ったことを思い出せば、この静かな気持ちも悪くないように思えるのだ。

 

 

 

…記事の締め方っていつもどうしていいか困るんだよね。

今日は昔話だし「どっとはらい」って言っておこう。

*1:録画した24時間テレビの編集に手をつけられないまま9月が終わるよ…。「変ラボ」は放送が遅い地域だから最終回が見られるのはいつかな…